2011年01月08日

北海道がんセンターは移転せず現在地で改築決定

国立病院機構・北海道がんセンター
移転せず菊水の現在地で改築を決定


国立病院・北海道がんセンター(白石区菊水4条2丁目3の54、西尾正道院長)は、2015年に引っ越し予定の白石区役所の跡地へ移転を検討していましたが、現センターに隣接する土地を購入できる目途がたったことから、現在地で改築することを決定し、1月7日、発表しました。

昨年11月、業界紙の北海道建設新聞で、同センターの移転が報じられたため、それを見た患者さんから、「移転されたら困る」という相談が、私、松浦忠に寄せられていました。
同センターは、地下鉄東西線菊水駅の、エレベーターのある3番出口から徒歩3分と便利ですが、もし、いまの白石区役所の場所へ移ると、地下鉄白石駅から遠く、通えなくなるというのです。

■施設が老朽化し用地が手狭
私、松浦忠は、さっそく同センターを訪ね、なぜ移転が必要なのかを尋ねました。
同センターは、2009年度に、北大病院や札幌厚生病院など道内に20施設あるがん診療連携拠点病院の中心となる「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定され、がんの診療・研究・教育研修・情報発信で先端的な役割を担っています。
しかし、同センターの病棟は30年近く使われ老朽化し、病室の面積が狭く、現在の基準の病床面積(患者1人当たり6.4u)に適合していません。
さらに、同センターにふさわしい、最新の放射線治療機器の導入に必要な防護設備を設けるにも施設が手狭でした。また、駐車場が狭く、毎日、駐車待ちの車が列をなしています。

■移転予定の白石区役所跡地が候補地に
同センターでは、数年前から、隣接する民間駐車場のある一角、約3000 uを買いたいと地権者に持ちかけていましたが、断られていたというのです。
交通の便のいい現在地での改築が最善ですが、白石区役所が2015年に移転を計画し、跡地約1万8000uを売り出すというので、有力な候補地と考えていたというのです。
現在の同センターは、敷地面積1万5633u、建物は鉄筋コンクリート構造で建築面積8852u、最上部が7階建てで延べ床面積3万5614m2。外来25科目で病床数は一般で520床です。

■地権者と話し合い1カ月で合意
私、松浦忠は、直ちに同センターに隣接する地権者2者に連絡をとり、土地を同センターに売ることができないのか話し合いました。
約1カ月で、地権者のご理解が得られ、現在地での改築にめどがたったのです。
私、松浦忠は、「独立行政法人 国立病院機構北海道がんセンターを現在地で存続させることを求める会」を組織し、12月27日、独立行政法人国立病院機構に対して、機能拡充のうえ存続を求める申し入れを行いました。
この申し入れには、菊水地区にある47町内会のうち、43の町内会長さんのご賛同をいただき、署名として添えました。
私は、初めて市議会議員に当選した1983年から、いまの北海道がんセンター(当時の国立札幌病院)を菊水地区のシンボルとして街の整備を図ろうと考えていました。道路などの住環境整備が進み、総合病院である北海道がんセンターには全道各地から患者さんやご家族が訪れ、地域にとってなくてはならない存在になっています。
札幌中心部のテレビ塔から、北海道がんセンター、北大病院、札幌医大病院は、ちょうど2qの距離にあります。その利便性からいっても、がん医療の拠点はこの地以外にふさわしい場所はないと考えています。
ご協力いただきました、各町内会長の皆さま、北海道がんセンターの西尾正道院長をはじめ関係者の皆さま、隣接地の地権者の皆さまに、心より感謝を申し上げます。
posted by 札幌市議会議員松浦忠後援会 at 16:29| 全市的な取り組み・実績